ビョークが好きな人にもおすすめの作曲家二人(世界観が似ている)



ビョークアルヴォ・ペルトについて調べていたら、すごい曲を見つけてしまった。

アルヴォ・ペルトエストニア生まれの作曲家である。しばしばミニマリスムの楽派に属する一人とされる。

    wikipedia
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Bjork&タヴナー 〜 Prayer of the Heart という曲。

Bjork - Jesus Prayer - YouTube

ジョン・タヴナー(Sir John Tavener、1944年1月28日 - )は、前衛音楽崩壊後に活躍するイギリスの作曲家。
メシアンシュトックハウゼンとならぶ神秘主義の作曲家で、長年正教徒を自認しているが、近年はヒンドゥー教イスラム教など、他宗教を題材にした作品も発表している。2002年にナイトに叙勲された。

   wikipedia
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ビョークとペルトは交流があることを知っていたが、タヴナーとペルトが一緒に曲を発表していたとは驚きだ。
たまたま、ワシログ〜スピリチュアルで音楽・料理好きなおっさんレディがチェンマイから発信するしょーもないブログっす
というブログを拝見していたところ見つけた。
Bjork & タヴナー 〜 Prayer of the Heart | ワシログ

私にとってビョークは心の音楽とでもいうべきアーティストである。
ビョークは現代の偉大な芸術家であり、音楽というジャンルを超えて人類の未来を導く指針を示してくれていると思う。
その表現する世界観は、銀河系全体という大きなスケールから、原子の更に奥深くミクロの世界まで。
全体と極微という相矛盾するものを、イメージの中で合一させてくれる感じがする。

私はジョン・タヴナーをペルトを気に入ったあとに知った。
とてもペルトに良く似て宗教的だが、ペルトほどには純粋な感じはしない。
The lambなどの代表曲をはじめ、ほとんどの曲で、美しい響きの中に一抹の不安感を覚える。
ペルトと比べより神秘的である。

タヴナーの曲をビョークが歌っているというのは、驚きはしたが違和感は全く感じなかった。
お互い音楽のジャンルが違い、手法も違うが、相当に近い世界観を持っていると思うからだ。
目指すところは世界の根源であろうか。
ビョークもタヴナーも、一つの文化に拘束されずに、多様なコンテクストから取り入れた要素で音楽を作り上げている。
より普遍的なものを目指していることが感じられる。

Bjork&タヴナー 〜 Prayer of the Heartであるが、今までのビョークのアルバムの中では、『バイオフィリア』に近いかもしれない。
非常に静的で動きのない曲に合わせてビョークがメロディーで独特な世界を描いていく。
静かだが細かく震える音が不安感やこれから何かが産まれるような予感を感じさせる。
世界がまだ未分化だったころの雰囲気がある、というのは大げさすぎるか。
まだ生まれていない闇の中で、たしかに育っている何かという感じ。
ワシログの管理人が言うように、重い中の一筋の光。

この度はかなりのいい発見をさせてもらいました。
これからこの曲の世界にしばらく沈んでみようと思います。